第二回目「睡眠時無呼吸症候群について」

睡眠時無呼吸症候群
「睡眠時無呼吸症候群」は、気道の閉塞などの原因で、睡眠中に何回も呼吸が止まる病気です。
いびきや起床時の頭痛、日中の眠気や倦怠感などの症状があります。また高血圧や脳卒中などの循環器疾患や、
糖尿病などの合併症を引き起こすこともあります。そのうえ、日中の眠気のために、
交通事故や産業事故などを引き起こす可能性があります。患者さんに合わせた、検査と適切な治療が必要です。

こんな方はご用心

◆同居者からいびきや無呼吸の指摘がある人

◆日中の眠気やだるさを感じるような方、起床時の頭痛、夜間頻尿、抑うつ気分・意欲低下を自覚する方

◆居眠り運転で事故を起こした人、あるいは眠気のため運転業務がつらい方

◆肥満の人。睡眠時無呼吸症候群は、肥満患者さんが大部分を占めます。
 眠気の感度は人によって違いますので、無症状であっても、肥満の方は一度検診をお勧めします。

◆高血圧、心臓疾患(不整脈・心不全)、糖尿病の治療中の方で、薬がたくさん処方されているのに、
 コントロールがうまくいっていない患者さんは、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。

検査について

受診時に睡眠状態、自覚症状について問診させていただき、その後の検査方法を決定します。

治療までの流れ


睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、ご自宅で簡単にできる無呼吸の検査器具を一晩装着して寝ていただきます。
(簡易検査)無呼吸・低呼吸指数(AHI)が40回/時間の方は、その検査結果のみで治療方針を決定できる場合もあります。
また、1泊入院による(夕方~翌日早朝まで)精密な無呼吸検査(ポリソムノグラフィ:PSG)が必要になる場合もあります。
睡眠時無呼吸症候群の病型(閉塞型・中枢型・混合型)、正確な重症度判定及び治療方針の決定に重要な検査です。

治療について

◆生活習慣の改善
肥満の改善、横向き睡眠、アルコールや睡眠薬の制限

◆経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)
鼻にマスクをあてて、陽圧をかけることで無呼吸の原因となる気道の閉塞を防ぐ治療です。
この治療の適応となるのは、簡易ポリグラフ検査で無呼吸・低呼吸指数が40回/時以上、
あるいは精密ポリグラフ検査で無呼吸・低呼吸指数が20回/時以上の方です 。

◆スリープスプリント
睡眠中に口の中に装着する装具を歯科で作成してもらいます。



ドクター紹介:粟屋-幸一先生



西原セントラルクリニック
医療法人好緑会