Vol.34_日頃からできる感染症対策-その2

34_日頃からできる感染症対策_その2


新型コロナウイルス感染症は、私たちの感染症に対する意識を変えました。
しかし、正しい情報と正しいやり方でなければ、対策の効果は半減します。
せっかく行うのであれば、正しく有効な感染症対策を身につけましょう。

●正しい手指消毒

 スーパーや飲食店、公共施設など、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出先に消毒スポットが置かれていることが増えました。しかし、アルコール消毒液を〝手に付けるだけ〟という人も多いようです。ポンプ式の消毒液は、ワンプッシュをしっかり押し切るまでが適量に設定されていて、時間にすると15秒以上すり込める量が出てきます。殺菌作用があるのは手が消毒液で濡れている間だけです。15秒以上すり込めないようなら追加しましょう。また、爪の下には多数の菌が存在しているため、消毒液は指先を立てて爪にかかるように受けましょう。その後は消毒手順(下図)に沿って丁寧にすり、液が乾くまですり込んでください。アルコール消毒液は30秒で手指の細菌数を約3000分の1に減少させるというデータがあります。こまめな手洗いが難しい外出先などでは、携帯用のアルコール消毒液を使うのもおすすめです。

アルコール消毒の手順


正しいマスク着用

●正しいマスク着用

 外出先でのマスクの着用も一般的になってきました。ですが、中には上下や表裏を間違えている方もいるようです。マスクの上下については、針金が入っている方が上(鼻の方)になります。これは、針金を鼻の形に合わせることで、なるべく隙間ができないようにするためです。次に、マスクの表裏ですが、こちらは〝ひだ〟の溝が下向きになるのが正しい着け方になります。なぜ下向きかというと、溝が上を向いているとホコリやゴミが溝に溜まってしまい、マスクの効果を下げてしまうためです。また、マスクの表面には私たちが吸い込むはずだった菌やウイルスが付着しています。外す際に表面に触れてしまってはマスクをしていた意味がありません。ですから、耳のゴム(紐)部分を触り、マスクの表面に手が触れないようにしましょう。この他、必ず鼻・口・顎を覆うことにも気をつけてください。
 これらの手指消毒方法、マスク着用方法は、新型コロナ収束後にもその正しさは変わりません。せっかく実践する感染症対策ですから、しっかり効果的なものにしましょう。

●新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの違い

 今シーズンは新型コロナとインフルエンザの同時流行も懸念され、特に重症化の恐れがある高齢者は注意が必要です。表にそれぞれの違いを述べますが、発熱等の症状が生じた場合には、まずはかかりつけ医など地域の身近な医療機関へ相談しましょう。

今冬のインフルエンザとCOVID-19に備えて


薬剤師会_DATA_201910