Vol.28_薬剤師を上手にご利用ください!!

広島市薬剤師会レポート_vol.28_薬剤師を上手にご利用ください!


お薬を処方してもらったり、購入する予定が無くても、
気軽にお近くの薬局で薬剤師に色々な事を相談して
セルフメディケーションに生かしましょう。
様々なイベントも開催されます。

もっと薬局を上手に利用しましょう

 厚生労働省によると、2017年度末時点で、いまや日本国内の薬局の数は5万9138軒で、人口10万人当たりの薬局数は、全国平均で46.7軒となっており、どこの街角でも薬局のある風景が当たり前になっています。コンビニ、ガソリンスタンド、郵便局と比較され、これらより多いとされています。これほど皆さんの身近にある薬局ですが、病気になって処方箋を持参して薬をもらう時や、大衆薬などを購入するときだけにしか縁が無い方がほとんどだと思います。しかし、処方箋が無く、薬をもらう予定が無くても、もっと気軽に薬局を訪ねて上手に利用することで、皆さんの健康な日常生活の維持・向上に役立てることができるのをご存知ですか?


地域包括ケアシステムにおける
薬局(かかりつけ薬局・薬剤師)の役割


 過去に例をみないスピードで高齢化が進行している日本ですが、厚生労働省においては、2025年を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。その中で薬局については「かかりつけ薬局」と位置づけ、この地域包括ケアシステムの担い手になることが期待されています。例えば「かかりつけ薬剤師」は24時間対応し、患者さんの自宅にお伺いし在宅医療を行い、休日や夜間など薬局の開局時間外も、電話で薬の使い方や副作用等、お薬に関する相談に応じています。また、必要に応じて夜間や休日も、処方箋に基づいてお薬をお渡しします。外出が難しい高齢者などの患者さんのお家に伺い、お薬のご説明をし、残薬(手元に残っている薬)の確認も行います。しかし医薬分業が進み、多くの薬局は保険調剤業務が主な業務となり、かつての「まちのくすりやさん」のように気軽に相談に行ける雰囲気もなくなり、地域に根差していないというご指摘があるのも事実です。


「薬局へ行こうプロジェクト」が開催されます

 そのような現況の中、広島市薬剤師会では、「もっと身近に、気軽に薬局を利用していただきたい」と考えています。地域の皆様に薬局、薬剤師の役割をもっと知ってもらうため、処方箋が無くても気軽に薬局を利用してもらえる具体的な取り組みが必要と考え、期間を定めて参加薬局が工夫を凝らした「薬局へ行こう」プロジェクトを開催します。「検体測定会」「健康相談会」「健康セミナー」「介護に関する相談会」「残薬相談」等です。今年は3月15日から4月末日の期間で開催されます。お近くの参加薬局で開催内容・日時をご確認の上、お気軽に足を運んでいただき、この企画が「地域の薬局を身近に感じ、薬剤師を上手に利用していただく」きっかけになればと思います。


35_薬局へ行こう!プロジェクト