50代からはじめる保険の見直し

給付金の請求漏れにならないように

writer:松田 紀子


高齢化に伴い、保険業界の中でクローズアップされているのが「高齢契約者の給付金の請求漏れ」です。
請求漏れはどうしておこるのか。そして、その対策をご紹介します。


給付金の請求漏れ対策はしていますか?

 平均寿命が長くなり、少子化が進む中、日本の高齢者人口が占める割合は高くなり続けています。急速な超高齢社会の中で、保険業界で危惧されているのが「給付金の請求漏れ」です。認知症になり請求する能力を失ってしまったり、高齢者のみの世帯で別に暮らす子供世帯が保険の存在を知らなかったりと、給付金の請求漏れの原因にはさまざまなものがあります。長年保険料を払い続けていたにも関わらず、最終的に給付金が支払われない事例が多数出てきているというのは大きな問題です。

第2連絡先制度を利用しよう

 近年、いくつかの保険会社では契約者の同意を得たうえで、保険金の受取人や親族の連絡先を登録しておく「第2連絡先制度」を設けています。契約者が災害などで長時間避難されている場合、住所変更せず高齢者施設へ入居している場合、お亡くなりになり長期間ご連絡が取れていない場合など、第2連絡先の方と連絡を取り合い、請求漏れの解消に役立つ見込みとなっています。保険会社との接点を確保しておくことで、契約者の利益が守られる仕組みです。

保険を失効させないために

 まず、ご自身の加入している保険がどこの口座から引き落とされているか把握していますか。今は把握していても、高齢化に伴い、判断能力がなくなるケースだけでなく体調を崩し、外出ができなくなって保険料払込口座へ保険料を振替できなくなるケースもあります。そんな時に、保険料の支払い口座を年金受け取り指定口座と一緒にしておくことで、保険料の未払いを防ぐことができます。保険が失効した場合の救済措置もありますが、期間や条件などもあり自分で対応していかなければなりません。まずは、保険を失効させないように、今のうちから支払い口座をまとめておくとよいでしょう。「ちょっとよく分からない」という方は、まずは保険の専門家に相談しましょう。

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RCC文化センター-松田さん