浅い眠りでお悩みの方。原因は口腔内の意外な部分にあるかもしれません。

writer:村上 明延

夜しっかり眠れていますか?

 「トイレや水分補給で夜中に何度も目が覚める」「目覚ましより早く起きることが出来る」これを普通の事と思っていませんか?もしかしたらアナタはとても眠りの浅い人なのかもしれません。たしかにたまに起きるくらいであれば問題ありません。でもそれって頻繁に起こることでしょうか?頻繁に目が覚める方、その理由は睡眠時における『呼吸』の問題の可能性があります。
 次の項目に複数当てはまる方は要注意!夜しっかりとした『呼吸』が出来ておらず眠りが浅くなっている可能性があります!

●少しの物音で目が覚める
●起床後しばらくボーっとしている
●日中突然抗いようのない眠気に襲われることがある
●睡眠時間は充分取っているのに寝足りない
●休んでも疲れが取れない
●いびきをよくかく
●歯ぎしりがひどい
●歯ブラシ・箸・スプーンなど口に入れると吐き気がする
●歯並びが悪い
●鼻が悪い(鼻炎・花粉症・蓄膿症)
●最近顎のたるみが気になる
●寝相が悪いetc…

睡眠時における『呼吸』を妨げる最大の要因はズバリ『舌』。

 皆さんは普段どれだけ『舌』のことを意識していらっしゃいますか?多くの皆さんはあまり関心を持ったことはないかもしれません。ですが、舌はあなたのために人生に寄り添い日々一生懸命頑張っているのです。食事中味覚を感じてくれる感覚受容器として・口に入れた食べ物がきちんと噛み砕かれるよう内側からサポート・口の中を拡げて歯の並ぶスペースを確保し歯並びを整えるなど、他にも多くの役割を持つ「舌」。これだけの働きをする舌も、ないがしろにしていると力を失いどんどん喉の奥へと引っ込んでいってしまいます。引っ込んでしまうと舌は気道を塞ぐことになるのです。特に睡眠時は仰向けになることが多く、舌はぐぐいと喉の奥まで落ち込んでいき、ついては呼吸が上手くできなくなってしまいます。これにより身体や脳には十分な酸素が取り込まれなくなり、眠りも浅くなってしまうでしょう。もちろん睡眠時無呼吸症候群などの危険性も考えられます。

『歯ぎしり』のメカニズム。

 喉の奥へと引っ込んでしまったのなら、気道を塞いでいる舌を持ち上げて気道を通せばよいのですが、生憎力を無くしてしまった舌は簡単には持ち上がってくれません。舌を持ち上げる力がないと気道を塞いで呼吸不足に陥ります。すると身体は舌を持ち上げられない代わりに、下顎を舌と一緒に前方に向かってギリギリと引き上げ、気道を開いて酸素を肺へと送るのです。これが歯ぎしりのメカニズムです!なので、歯並びが悪くガタガタしているとスムーズな歯ぎしりが出来ません。舌に力が無いうえに歯ぎしりが上手くできなければ、これまたしっかりとした睡眠をとることは難しくなるのです。
 つまり質の良い深い眠りを獲得するためには、①ベロを鍛える。(あいうべ体操やベロ回し)②矯正治療やマウスピースで歯ぎしりのしやすい環境を整える。などの対策が有効というわけですね!




村上院長
むらかみ歯科クリニック
村上 明延 院長

《profile》
平成10年、福岡歯科大学を卒業後、同年広島大学付属病院歯学部歯学科第一保存科入局。後、広島市中区の村上歯科に勤務。平成25年むらかみ歯科クリニック開院。床矯正研究会会員、咬合育成研究会会員、国際歯周内科学研究会会員

むらかみ歯科クリニック 廿日市市廿日市1-6-39
[フリーダイヤル]0120-841-060



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