Vol.37 医療法人 崇光会 山村整形外科 院長
山村 聡さん

Vol.37_山村聡さん
医療法人 崇光会 山村整形外科 院長
山村 聡さん


【プロフィール】
昭和38生まれ、広島市出身。平成3年香川医科大学医学部卒業、広島大学医学部整形外科学教室入局。広島市立安佐市民病院、庄原赤十字病院、松山赤十字病院等広島大学の関連病院で脊椎疾患、スポーツ疾患等を学ぶ。平成11年山村整形外科開業、平成16年医療法人崇光会設立、平成17年山村整形デイサービスセンター開設、平成22年デンタルオフィスケアワン開院、平成27年やまむら居宅介護支援センター開設。また、医業以外の関連会社、ヤマムラフーズ、サイベックスの代表取締役も兼務する。[専門医・認定資格・所属学会]日本ボクシングコミッションドクター/日本整形外科学会認定専門医/日本整形外科学会脊椎脊髄病医/日本運動器リハビリテーション学会/身体障害者福祉法指定医 など。休日は「With Gya」として市内のハウスでライブ活動の他、仲間とのゴルフも。



患者さんの本当の心の声を聞くこと
それが町医者の仕事であり、使命です。



医者と味噌は古いほど良い

 TVドラマに出てくる医者や近所の医者がカッコ良かったから…至極シンプルな動機で医学を志し、医者=手術というこれまたシンプルなイメージで整形外科医を選んだという山村聡さん。開業20年、現在、佐伯区にあるクリニックには連日300名もの患者さんが訪れ、診察は山村さん1人が行っています。
 こんなにも多くの地域住民から慕われる理由のひとつが、診療ポリシー。痛みを取りたいのか、症状の詳細を知りたいのか、患者さんの望みが何であるのかを知ることにまず重点を置き、しっかりと1人1人に向き合います。例えば「腰が痛い」という訴えが同じであっても、患者さんが望む着地点が違えば、投薬、注射、物理療法、手技療法などアプローチの方法も異なります。そして、こうした真摯な診療なればこそ患者さんの満足度も高く、それが山村さん自身のやりがいにもなっているそう。「患者さんの数だけ着地点があることに気づいてから、なかなか町医者の仕事も難しいものだと感じています。でも少しずつ熟成していきたいですね。〝医者と味噌は古いほど良い〟ので」。患者さんが最初に訪れる医療機関・町医者として、山村さんの熱心な診療は続きます。



仕事は放電、遊びも放電

 バンドにゴルフに料理にと仕事以外も多才を装う滑稽な人になってしまったと自省しているそうです。中でもライブ活動は、自宅でのギター練習から出演メンバーのプロデュースまで、熱中し続け15年。「みんなあれこれ言うからケンカになったりすることもあります。中学校の文化祭実行委員と同じですね。でも、人が集まるっていうのは何よりも面白い。まとまらないから、やめられないんです」。だから最近はなるべく人に会うようにしています。元気をもらう、ということではなく、ただ誰かに会い、ただ誰かの話を聞くために。
 多くの人にとって充電期間である遊びも、山村さんにとっては〝放電〟期間。「いつ休んどるんか」なんて言われたりもしますが、だからこそ56歳にして「やりたいことはやった」と言い切ります。人生の最終目標は〝晴耕雨読〟。でも今はまだ、生まれ育った大好きな街・広島に、クリニックや介護施設を通じて、街の一員としてちょっとだけでも役に立っていたいのだと話してくれました。ギターやゴルフで思いっきり放電しても「充電は必要ない」と笑う山村さん。午前8時、白衣に袖を通します。





ギタリスト「with-Gya」として15年にもわたり精力的なライブ活動

ギタリスト「with Gya」として15年にもわたり精力的なライブ活動を続ける。本人曰く「バンドをやっている時の気分は中学生」。冷たい目で見られないよう、ギターの練習にも余念がないそう。



モータースポーツ「レーシングカート」も山村さんの遊びのひとつ

モータースポーツ「レーシングカート」も山村さんの遊びのひとつ。崇光会カップという大会も開催したことがあり、自身の出走結果は3位。