Vol.30 医療法人湧泉会ひまわり歯科
院長/理事長 岡本 佳明さん

医療法人 湧泉会 ひまわり歯科 院長/理事長_岡本佳明さん
医療法人 湧泉会 ひまわり歯科 院長/理事長
岡本 佳明さん


【プロフィール】
海田町出身。福岡歯科大学卒業。熊本県の歯科医院に勤務した後、平成11年に「ひまわり歯科」開業。平成22年、現在の場所に移転。[所属学会]日本口腔インプラント学会/日本小児歯科学会/日本口腔内科学会/日本糖尿病学会/日本栄養改善学会/日本臨床腸内微生物学会/日本歯周病学会/日本老年歯科医科学会/日本障害者歯科学会。休日はほとんど学会・勉強会出席という多忙な日々の中、年に数回気ままに出かける一人旅が唯一の趣味。家に帰れば2児の父でもあり、限られた中で家族と密に接する時間を捻出する。また、健康面では食生活に気を遣い、ストレッチも心がけているそう。



自分たちが育んでいるアイデンティティが、
100年先も世の中に貢献しているために。



歯科医師として、経営者として

 約80名のスタッフが働く大型歯科医院を院長として束ねる岡本佳明さん。高い医療技術の提供は言わずもがな、患者さんの置かれた背景や現状を考慮し、ただ治療すればいいのではなく一人ひとりに寄り添った治療方針を、地元・海田町に開業した町医者として心がけます。また、スタッフの人数が多ければ価値観もさまざまですが、開業して間もない頃、そうした価値観が衝突し合った苦い経験から、同じベクトルに向かい何をすべきかを熱を込めて伝え続けてきた情熱家でもあります。一方、経営者としてもスタッフやその家族、地域や業界全体の事まで幅広い視野で見渡します。例えば手厚い福利厚生、勉強会への積極的な参加、地域貢献事業などその労力は計り知れません。それでも「素晴らしい仲間と働くためには、まず自分自身を高めていかねば」と語る向上心が実を結び、明るくチームワークのとれた現在の職場は、外からも羨望される岡本さんの誇りとなりました。



100年先も世の中のために

 少子高齢化により、高齢者医療に対する人材不足が国全体の課題になっています。地域における多職種連携の必要性が高まり、そうした中で訪問診療などにも取り組みスケールメリットのある自院がその役目を担えるのではと岡本さんは考えます。〝ただ大きい医院〟ではなく〝より専門性の高い医院〟として成長していくことで、他院では診ることのできない患者さんの受け皿たりえるのではないかと。目標は『同業者から必要とされる歯科医院』。さらに、かかりつけ医の大切さが叫ばれる昨今、いつか自身が引退し、これまで通ってくれた患者さんが離れることをいち早く危惧もしました。それは患者さんにとって大きなマイナスになるからです。だからこそ人材育成にも力を注ぎます。育った後進が大切な患者さんを生涯見続けてくれれば…『笑顔100年つながり愛』とは、まさにそんな思いから生まれた自院のスローガン。「100年という物差しで世の中を眺めた時、時代は変わり歯科医院というものがあるのかもわからない遠い未来、自分はもちろん生きていませんが、いま自分達が育んでいるアイデンティティだけは残ってくれて、世の中のために変わらず尽力し続ける組織にしていきたいんです」。未来に花咲くことを夢見て、岡本さんの情熱の種はいま力強く胎動を始めています。





医療法人 湧泉会 ひまわり歯科

非常勤含め総勢約80名という大所帯。7割強が女性スタッフということもあり、働きやすさ改革には業界でも先駆的に取り組んできました。


空き家を借り受けた「矢野の家」

地域貢献も岡本さんが掲げる目標のひとつ。空き家を借り受けた「矢野の家」では、子供達との農作業や高齢者への健康教室など、幅広く活動しています。